マルタ留学コラム&ブログ

マルタの新型コロナウイルスワクチン接種について

Hello, Malta Lovers!!

皆さん、こんにちは!

日本でのワクチン接種もようやく進んできましたね。
ただ、職場接種や大学などでも進められてはいるものの、実際現在1回目の接種を終えた方は、人口の約22.9%、必要接種回数を終えた方は、約11.6%とのこと。
まだ、もう少し時間がかかりそうではありますね。。

では、マルタの現在のワクチン接種の状況はどうなのか、今回のブログでは、日本と比較する形でお伝えしたいと思います。


マルタのワクチン接種率

現在のマルタのワクチン接種の状況は、1回目を受けた方は人口の約71.1%、必要接種回数を終えた方は約62.8%とのこと。
日本の数字とは比べられないほど、進んでいますね。
EUの中でも、マルタの接種率はトップです。

6月29日の段階で1日の感染者数は、マルタ全土合計で6名、週平均にすると3名。
グラフを見ると、3月中頃からを境に、どんどんと減少してきています。
ワクチン接種の効果が出ている、ということはこの数字からも言えるのではないかと思います。

ワクチンの種類

マルタでは、ファイザー(アメリカ)、モデルナ(アメリカ)、ジョンソン&ジョンソン(アメリカ)、アストラゼネカ(イギリス)のワクチンを接種しています。

日本で現在接種されているワクチンは、ファイザーとモデルナのみ。
アストラゼネカのワクチンは、5月21日に薬事承認が下りていますが、まだ接種が実施されてはいません。

このように見てみると、マルタ国内で接種されているワクチンの種類の方が日本よりも多いということになります。

ワクチン接種方法

日本では、接種予約券が各自治体から発送され、予約をしてから接種を受けに行く、という流れがスタンダードですよね。
この予約については、パソコンの前にスタンバイして、それでも数時間かかって予約を取ったり、電話も全く繋がらない…という状況がニュースでも伝えられていました。
実際、私の両親も先日接種券が届き、予約開始当日はパソコンの前にスタンバイ。
結局、数時間かかって予約が完了できたという状況でしたので、接種が開始してから今現在も予約を取るにはかなりの力を要するようです。

では、マルタではどうなのでしょう??
まず、マルタでは
・ワクチン接種の専用サイトを利用
・指定電話番号へSMS送信

このいずれかの方法で、予約を行います。
手続き完了後に確認のSMSが届き、指定された日時・場所にてワクチン接種をすることになります。
マルタ大学も接種会場となっているようで、そちらで接種をした語学学校のスタッフもいるようですね。

「留学生でもマルタでワクチン接種ができますか?」
と、ご質問を頂くことがあるのですが、現時点ではワクチン接種を受けるには“マルタ在住者が持つレジデンスIDカード”が必要となっていますので、留学生の方は接種をしていただくことが出来ません。
今後、変わる可能性もゼロではないので、また新しい情報はお伝え致します。

ワクチンパスポート(デジタルグリーン証明書)

EU圏内で取り組まれているもので、
・EU内の自由な移動を促進
・国間の旅行と移動が可能
・就労・観光目的でEU内外を安全に移動が可能

にすることを目的としています。

このパス、書式のものも、QRコードを読み込むデジタル版のものもあります。
6月1日から10 か国がすでにシステムを導入し、デジタル版のパスは、アプリなどを使ってダウンロードできるようです。

これから到来するバカンスシーズン、EU圏内の旅行に適用となり、便利になりそう!
なのですが…それでもまだEU共通グリーンパスが、コロナ前のような自由な移動を可能にするチケットになるには不十分なようで、EU各国で、独自のルールが設定されています。

日本でも、このワクチンパスポート制度は動いており、7月中旬にも開始となる目処が立っていると新聞などで報じられていますね。
いずれは世界共通となり、このワクチンパスポートが本当のパスポートと共に必要になる日も来る!?のかもしれませんが、現時点では、EU圏のワクチンパスはEU圏だけでの運用・適用となり、日本のものも国内で活用されるようです。

今回のコラムでは、日本と比較する形でマルタのワクチン接種状況をお伝え致しましたが、いずれにしても各国が色々な形で、ワクチン接種を急ピッチで進めていますね。
ゲームチェンジャーと言われているワクチン、この効果が一日も早く出て、コロナ前のような“日常”に戻ることを願うばかりです。

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