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国際女性デー International Women’s Dayについて

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皆さん、こんにちは!

日本では近年になって、ようやく少しずつこの日が意識されるようになり、社会で活躍する女性が講演をしたり、女性向けのイベントが開催されているのを見かけたりしますが、まだまだ世界と比べると一般的になったとまでは言えないかもしれませんね。
3月8日。
国際女性デー “International Women’s Day”です。

留学に行くと、日本ではあまり定着していない日がその国ではイベントのようになっていたりしますが、特にこのInternational Women’s Dayは授業でもトピックとして取り上げられることがあり、知らないとちょっとついていけない(!?)なんてこともあるので、この背景は知っておいた方が良いかと思います。
今回のコラムでは、この国際女性デーがどんな日なのか、歴史的なところからお伝えします!

1975年に国連によって制定されましたが、ここに至るまでには長い歴史があります。
ご存知の通り、人類の歴史を振り返ると、女性には権利が認められない時代が長く続いてきました。
日本でも女性に選挙権が与えられたのは、戦後のこと。フランスでも、かつてのフランス革命で掲げられた「人権宣言」は、全市民を対象としていたわけではなく、「男性のための権利宣言」であって、女性はそこに含まれていない、あくまでその男性に従属すべき存在と見なされてきました。
女性のための人権宣言を求めても、訴えは届かない…そんな時代が続いていましたが、女性たちはその声が届くと信じ、諦めませんでした。
世界各国で、「女性に男性と同じ権利を、そして平等を」という声を上げ続け、ついに1908年3月8日、ニューヨークで約1万5000人の女性工場労働者たちが給与と待遇面の改善、そして参政権を求めるデモを起こしたのです。
これがきっかけとなり、翌年の1909年、アメリカ社会党が、この日を「全国女性の日」と位置づけ、全国で集会を開き、続く1910年には、ドイツでも3月8日を「世界のすべての人が、同じ日に、女性の日として祝う」ことを提案して採第されました。
そこから、3月8日は国際女性デーとして定着していくこととなります。

さて、この国際女性デーは別名“ミモザの日”と呼ばれることもあります。
マルタのご近所の国であるイタリアでは、Festa Della Donnaと呼ばれ、男性はミモザの花を買いに花屋に並び、女性はそれを買って帰ってくるパートナーを待っていたりします。
街に黄色の可愛らしいミモザが溢れているこの日は、男性が女性に感謝と敬意を表す日なんですね。
ミモザが国際女性デーの象徴の花となったのは、3月という時期に美しく咲く花だから、というのも一つの理由でしょう。
でも、“ミモザの花言葉”にも、国際女性デーに贈る花として選ばれる理由が隠されています。
実は、花言葉というのはその国によっても少し異なるようですが、「優雅・友情」、「安全」や「愛」、そして「感謝」という花言葉があるようです。
なるほど、女性に感謝を伝える日としている国際女性デーの象徴の花として贈られる理由も納得ですよね。
その他にも、パッと目を引く鮮やかな黄色と可愛らしい丸い形が、太陽をイメージさせ、それが女性の笑顔のようだから♡
とか、
可愛らしい中にも生命力の強さが女性の凛とした姿に例えられるから♡
という理由もあるようですよ!
…なんだか褒めちぎられた気分、、(笑)

マルタでも、この日は女性に感謝を表す日になっていて、こんな動画も見つけました!

女性たちのミモザのような、そして太陽のような笑顔が素敵なのですが、これはマルタ大学(University of Malta)のInternational Women’s Dayの動画です。
マルタ大学は全体の約60%が女性の学生なんです!
女性の社会での活躍を全力で応援している大学ですよね。

いかがでしたか??
日本でも、今年の3月8日は、ぜひミモザの花を買って帰りましょう!
たまには、毎日頑張っている自分をいたわって…ワインも一緒に用意するのもアリですね♡
世界の女性たちに、Cheers!

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