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マルタコラム「ハジャーイム神殿」

Hello, everyone! 皆さんこんにちは。
マルタは小さい島国ですが、この中に世界遺産の遺跡があるのをご存知でしょうか。
今回はその中でも保存状態の素晴らしい「ハジャーイム神殿」をご紹介いたします。

ハジャーイム神殿は、セントジュリアンからバスで1時間ほど南へ移動した場所にあります。当時の人々は、石灰岩がとれる場所、農作業がしやすい場所を選びこちらに建てたと言われています。
紀元前2700年ごろに建てられ、発掘されたのは1830年ごろ。発掘された当時は、ほとんど全部土で埋もれていたようです。

神殿の中に入ると、部屋の様子は簡単に見ることができない仕組みになっていました。

そのため秘密の部屋で何か特別な儀式を行っていたのではないかと言われています。
穴の部分に神や女神の像が置かれ、崇拝をしていたのではないか。もしくは、子孫繫栄のための儀式をしていたのではないかという説があります。

もう一つのお部屋に入ると、奥には丸い穴が掘られていました。どうやらこの丸い穴から夏至の時に部屋に太陽が差し込む仕組みになっているそうです。紀元前2700年から夏至がいつなのか明確になっていたとは驚きですよね。
そしてこちらがマルタの巨石の神殿で一番大きな石です。20トンあるといわれています。当時の人々はどのようにして運んでいたのでしょうか…

機械などのない時代にどのようにして石を運び、どんな儀式が行われていたのか。
考えながら皆様もぜひこの神殿を見学してみてくださいね。

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