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マルタ留学コラム&ブログ
マルタの人々に愛されるウサギ料理「フェネック」
みなさんこんにちは!今日はマルタの伝統的なお料理をご紹介します。
みなさんは、マルタではウサギ肉のお料理が愛されていることを知っていますか?
日本では、ウサギといえば動物園や童話に登場する、かわいらしい動物というイメージが強いかもしれません。
しかし、ヨーロッパでは「かわいい」だけではなく、ウサギは当たり前のようにスーパーに並ぶ食材のひとつです。
なかでもマルタでは、ウサギ料理は「フェネック(Fenek)」と呼ばれ、古くから親しまれてきた大切な食文化のひとつ。
子どもの頃から慣れ親しんでいる人も多く、まさにマルタの「おふくろの味」といえる存在です。
ウサギ肉は、鶏肉よりもしっかりとした食感がありながら、脂肪が少なく、意外にもあっさりとした味わいが特徴。マルタでは、トマトやニンニク、ハーブ、ワインなどと一緒にじっくり煮込んだシチューにしていただくことが多いようです。

また、ウサギ料理は、お祭りや家族の集まりなど、特別な日に登場することもしばしば。
家族や友人が集まり、ウサギ料理を囲んで食事を楽しむ「フェンカータ(Fenkata)」という習慣もあります。
大皿をみんなで囲み、ゆっくり食事をしながら会話を楽しむ時間は、マルタの人々にとって大切なひとときです。
日本人の感覚でいうと、お寿司に少し似ているのかもしれません。
家庭で食べるお寿司って、「みんなが集まるからちらし寿司を作ろう」「今日は手巻き寿司にしよう」「お祝いにお寿司を頼もうか」。
そんなふうに、料理そのものだけでなく、みんなで囲む時間も含めて特別な存在ですよね。
伝統的に大事にしてきた食文化という点も同じです!マルタの人々にとってのフェネックも、きっとそんな一皿なのではないでしょうか。
実は、この料理には島の歴史も関わっています。
かつてマルタでは、支配者によってウサギの狩猟が制限されていた時代がありました。
その後、人々が自由に狩りをできるようになると、ウサギ料理は「自由を取り戻した喜び」の象徴として、より広く親しまれるようになったといわれています。

↑こちらはウサギ肉のソテー
日本人にとってはちょっと慣れないウサギ料理。
しかし、その背景を知ると、単なる珍しい郷土料理ではなく、島の歴史や人々の暮らし、そして家族や仲間との温かな時間が詰まった一皿であることが見えてきます。
マルタ留学の際は、少し勇気を出して「フェネック」を味わってみてはいかがでしょうか。
家庭の味と書きましたが、もちろんレストランでも食べられますよ!
一度食べてみるとその旨味の虜になる人も多いようです。
そこには、きっとマルタの人々が大切にしてきた食文化と、おもてなしの心が感じられるはずです。
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