マルタ留学コラム&ブログ

マルタの人は年間何冊読む? 英語だけじゃない、マルタの読書事情

Hello everyone!
今日は、ネットニュースサイト「Malta Today」から、気になった記事をピックアップしてご紹介します。


記事のテーマは、「読書」です。

みなさんは、1年間にどれくらい本を読みますか?

私はというと、最近すっかりオーディオブックにハマっています。気になる本があっても、「読みたいな」と思っているうちに時間が過ぎてしまったり、ようやく本を開いたと思ったら、数ページでウトウト……なんてこともよくありました。

そんな私の悩みを、一気に解決してくれたのがオーディオブックです。
家事をしながら、通勤電車に乗りながら、ちょっとした移動時間に—“ながら読書”ができるのは、本当にありがたい! 少し気が重い家事も、オーディオブックと一緒ならちょっと楽しく感じられます。

これまでは年間に1冊~2冊読めればいい方だったのですが、今ではひと月に何冊も楽しめるようになりました。……とはいえ、厳密には「読書」とは言わないかもしれませんね。

さて、そんなふうに本の楽しみ方が少しずつ変わってきているのは、日本だけではないようです。では、地中海の島国・マルタでは、どのような読書事情が広がっているのでしょうか?

Malta Todayによると、マルタの人々が1年間に購入する本の平均は、およそ3冊。そこには、英語とマルタ語が共存する国ならではの、興味深い読書文化が見えてきました。

3冊……という数字だけを見ると、多いと感じる人もいれば、少ないと感じる人もいるかもしれません。ですが、注目したいのは「どんな言葉で本を読んでいるのか」という点です。調査では、半数以上の人が英語の本を好み、それに近い割合の人がマルタ語の本も読んでいることがわかりました。さすが、英語とマルタ語を自然に使い分けるマルタの人々です。
「英語の勉強のためにあえて英語で読む」「この本は母語では出版されていないから別の言語で読む」—そんな特別な理由というよりも、二つの言語が日常の中で自然に共存していることが、この結果から伝わってきます。

場面によって言葉を切り替えながら暮らすことが、ごく当たり前。英語とマルタ語、二つの言語が生活の中に息づいているのは、まさにマルタならではの風景ですね。マルタへ留学する目的は、英語の習得であることがほとんどですが、こうした二言語が自然に共存する文化も、マルタならではの日常としてぜひ体感していただきたいものです。
街を歩けば耳に入ってくるマルタ語、学校では英語でのコミュニケーション。そんな言葉の行き交う環境の中で過ごすことも、きっとマルタ留学ならではの貴重な経験になるはずです

一方で、「本を買わない」と答えた人の多くは、「オンラインで読むことが増えた」「読む時間がない」と回答しており、これは日本ともどこか共通しているように感じます。
前述のとおり、私自身もすっかりオーディオブック派ですし、そうでない場合でも電子書籍を選ぶことがほとんど。紙の本を手に取る機会が少しずつ減っているのは、もしかすると世界共通の流れなのかもしれません。

とはいえ、「本を楽しむこと」そのものがなくなったわけではなく、その形が少しずつ変わってきているだけのようにも思います。紙のページをめくる時間も、耳で物語を楽しむ時間も、スマートフォンで気軽に本を読むひとときも、どれもそれぞれの“読書”のかたち。時代とともにスタイルは変わっても、本に触れる楽しさは、これからも変わらず人々の日常に寄り添っていくのかもしれません。

マルタでは現在、出版業界を支えるための取り組みも進んでいるそうです。書籍への補助制度や、電子書籍・オーディオブックへの支援など、小さな国だからこそ、自分たちの言葉や文化を大切に守ろうとする姿勢が感じられます。

語学留学というと、つい「学ぶこと」に意識が向きがちですが、現地の書店をのぞいてみるのも、その国を知るひとつの方法です。まだ英語での読書は少しハードルが高い……という方も、タイトルや表紙のデザインを眺めながら店内を歩くだけで、きっとマルタらしさを感じられるはずです。

留学中、街歩きの途中で本屋さんを見つけたら、ぜひふらりと立ち寄ってみてください。
マルタの“読む文化”に触れることが、語学以上の学びや、新しい発見につながるかもしれません。

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